岡山県にある「サムハラ神社」をご存知でしょうか?
この神社は宇宙とつながっているという話を聞き、気になったのでこの神社について調べてみました。
https://twitter.com/hs8w10/status/1366707466751201281
出典:岡山観光WEB
住所 〒709-3931 岡山県津山市加茂町中原899 電話番号 0868-22-3310(津山市観光協会) 交通アクセス(車) 中国自動車道津山ICから約35分 駐車場 あり
この神社は最強のパワーがある神社だそうで、ご利益の数がすごい!!
ここの神社のご利益は
無病息災・延命長寿
無傷無病・社運隆昌
家運隆昌・金運アップ
厄除け・縁結び
安産祈願・家内安全
商売繫盛・開運招福
などが有名だそうです。
サムハラの石碑はいつの時代からあった?
「サムハラ」の石碑はかなり前からあったようです。
https://twitter.com/ei_chako/status/1325962017312632833
織田信長の安土城が出来た年である天正9年(1581年)今の津山市加茂町中原にある日詰山に築かれた落合城に羽柴秀吉の家臣木下備中守宮部善祥が駐留していました。
落合城 http://www.hb.pei.jp/shiro/mimasaka/ochiai-jyo/
落合城にサムハラと神字で書かれた石碑がありました。その石碑を拝み、その神字を紙などに写して身に付けた武者は矢や鉄砲の弾が当たらないということで熱心に拝まれており、さらには災厄除けとして拝まれていました。
その後本能寺の変で織田信長は世を去り、羽柴秀吉は豊臣秀吉となり太閤となり、さらには関ヶ原の戦いで徳川の天下となり江戸時代が1868年まで続きます。その300年間もサムハラの護符は地元の人々に信奉されていました。
出典:津山瓦版
「サムハラ」の字は神字(かんな)と言われていて漢字としては存在していないそうです。
神字(かんな)とは遅くとも室町時代から神道家の間に広まった字だそうです。
石碑の神字を紙などに写して身に付けた武士。
神字の写しを身につけた武士は、矢や鉄砲の弾が当たらないということが武士たちの間で噂になっていたのでしょうか。
今の時代では縁起が良いものなどの写真を撮って、簡単に携帯の待ち受けに出来ますが昔はそんな便利な物なんてないですものね。
城主の為、家族の為、自分の為に必死の思いでお参りされたのでしょうね。
漢字として存在していない神字…。
300年もの間、人々の心をつかみ信棒されてきた「サムハラ」。
ひきつけられるものがあります。
神秘の力を秘めたサムハラ神社
先程も書きましたが「サムハラ」は神の文字といわれており「サムハラ」の四文字を唱えることで強力な厄除けになるそうです。
逸話として、昔農民がキジを弓で射ようと何度も試みたがキジに当たらず、そのキジを調べたところキジの背中に「サムハラ」の文字があり、そこから「サムハラ」の四文字を身に付けていると弓矢、鉄砲の弾が当たらないと信じられたと言うお話があるようですね。
古い時代では戦国武将の加藤清正も「サムハラ」を刻んだ刀を持って朝鮮出兵し、無事に帰ってきたそうです。
現在は指輪や銭形肌守りというお守りが有名だそうで、災いや事故に遭った人が「サムハラ神社」のお守りを身につけていたおかげで助かったことから、お守りを求める方々が多いようです。
(仮)岡山のサムハラ神社は宇宙とつながっている
「サムハラ」というのは宇宙の森羅万象を創造した「造化三神」の事。
「造化三神」とは
①「天之御中主大神」(あめのみなかぬしのおおかみ)
・・・神名は天を支配する神を意味する。神々の中で最初に登場する神様だそうです。
②「神皇産霊大神」(かみむすびのおおかみ)
・・・最初に「天之御中主大神」が現れ、その次に出現したとされるのが「神皇産霊大神」(たかみむすび)という神様だそうです。
有形無形のあらゆるものを生み、結び、調える力の源の産霊(ムスヒ)の力を示す神様。
③「神様高皇産霊大神」(たかみむすびのおおかみ)
・・・「神皇産霊大神」が出現した後に出現したのが「神様高皇産霊大神」だそです。
有形無形のあらゆるものを生み、結び、調える力の源の産霊(ムスヒ)の力を示す神様。
「天之御中主大神」(あめのみなかぬしのおおかみ)
「神皇産霊大神」(かみむすびのおおかみ)
「神様高皇産霊大神」(たかみむすびのおおかみ)
この「造化三神」が「サムハラ大神」と言われているそうです。
天之御中主神は『古事記』では冒頭の記述において天地開闢の時に最初に現れた神であるとされている。
天之御中主神の後に高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)が現れ、これら三柱の神は対偶となる神のない独神であるとし、何ら事績を語らずただ姿を隠したと記している。そのうちの天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神を造化の三神という。
引用:Wikipedia
「サムハラ大神」はこの日本を造ったといわれる伊邪那美命(いざなみのみこと)・伊邪那岐命(いざなぎのみこと)などの親神に当たる存在の、神をも創造したすっごい神様なのだそうです。
このことから宇宙の根源的な存在とされ、宇宙とつながっている神社と言われているようです。
まとめ
今回のサムハラ神社についての記事はいかがだったでしょうか。
「サムハラ」の字の持つ意味、「サムハラ」は漢字として存在せず神字(かんな)として存在していること、「造化三神」の一番最初に出現した「天之御中主大神」(あめのみなかぬしのおおかみ)の神名自体が天を支配する神を意味する事。
サムハラ神社が宇宙につながっているという理由が神様の世界にあることが分かりました。
古事記にまでさかのぼる壮大な神様の世界を知ったようなきがします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。