7月からスタートした日本テレビのドラマ偽装不倫。
連ドラに4年ぶりに女優の杏さんが主演ということで話題になっていますね。
このドラマ偽装不倫は2017年に吉高由里子主演でドラマ化された漫画「東京タラレバ娘」の原作者東村アキコさんによる電子コミックサービス「LINEマンガ」で連載している作品。
https://twitter.com/gisou_ntv/status/1148789996758847488
今回杏さんは恋愛らしい恋愛をしたこともない32歳独身の濱鐘子役を演じ、一人旅に向かう飛行機の中で宮沢氷魚さん演じるイケメンカメラマンの伴野丈と運命的な出会いを果たすも、鐘子が既婚者と嘘をついたこととから偽装不倫が始まる内容。
ドラマも後半に入りこれから気になる展開も多く、テレビから目が離せない状況にもなってきましたね。
このドラマをご覧になっている方は偽装不倫のモチーフとなるあの作品のことにお気づきの方も多いのではないかと思います。
その作品は宮沢賢治が描いた銀河鉄道の夜。
この銀河鉄道の夜と偽装不倫は共通するキーワードが沢山出てきており、ドラマを楽しんで観られている方にはその中でも特に知りたい情報も多いのではないかと思います。
今回は銀河鉄道の夜と偽装不倫の共通する内容についてご紹介していきたいと思います。
偽装不倫・銀河鉄道の夜・共通点«キャスト»鐘子と丈の名前の意味が深い
はじめに銀河鉄道の夜と偽装不倫の共通するところをご紹介するには、はずせない鐘子と丈についてご紹介していきましょう。
銀河鉄道の夜は孤独な少年主人公ジョバンニが、友人カムパネルラと銀河鉄道の旅をする物語。
偽装不倫は銀河鉄道の夜を意識している作品だけあって友人を恋人に変えてのオマージュの作品とも言えます。
作者東村アキコさんの狙いもあったのかもしれませんが、鐘子という名前の鐘という文字はイタリア語でCampana(カンパネラ)。
銀河鉄道の夜のカムパネルラ=(カンパネラ)を鐘子に合わせてたとも言えるでしょう。
そして銀河鉄道の夜の主人公ジョバンニは伴野丈。
それは伴野丈の丈と伴を足すとジョーバン。
丈のフルネームは判野丈(ばんのじょう)で、英語表記だとジョウバンノ。
二人とも銀河鉄道の夜の登場人物と一字違い。
偽装不倫はこのように銀河鉄道の夜の登場人物を意識した名前が付けられてそういう意味では銀河鉄道の夜を思い描きながら観ることのできるドラマ。
ほかにもこのようなところも共通点が。
鐘子の義理兄賢治は宮沢賢治から拝借?
人気ドラマ偽装不倫でもっとも銀河鉄道の夜を意識されたと思われたところがあります。
それは谷原章介さん演じる鐘子の義理の兄賢治
これは銀河鉄道の夜の作者宮沢賢治からつけられたのでは。
ここまでさりげないこだわりをつけて楽しませてくれている偽装不倫。
実は共通点まだまだあります。
偽装不倫・銀河鉄道の夜・共通点はまだほかにもたくさんとある
主人公の鐘子の名前の由来は鐘子の仲間由紀恵演じる姉の葉子の好きだった本が「銀河鉄道の夜」というところ。
姉の葉子は鐘子がお腹の中にいるときに名前をカンパネルラにしてほしいとお母さんに頼みます。
お母さんは、カンパネラという花の日本名である釣鐘草から鐘という文字を取り、鐘子と名前を付けました。
カンパネラは、お母さんの好きな花。
カンパネラの日本名は釣鐘草。
実はここに深い意味が。
主人公鐘子の家のお母さんの名前はみき子、姉の葉子そして鐘子。
- みき子(幹)
- 葉子(葉)
- 鐘子(鐘)
幹から葉が出来花へと成長するものそれは釣鐘草の花
″つりがねさう(つりがねそう)か野ぎくの花が、そこらいちめんに、夢の中からでも薫りだしたといふやうに咲き、鳥が一疋、丘の上を鳴き続けながら通って行きました″と宮沢賢治の銀河鉄道の夜には書いてあります。
ウットリとしてしまうようなネタは凄く清々しくなる気持ちにもなれますね。
このほかにもたまたまの産物かもしれないことも。
偶然?こだわり?丈役宮澤氷魚と賢治役谷原章介お二人で...
最後は偶然の産物から産まれたものでしょうか?。
丈役 宮澤氷魚さん
賢治役 谷原章介さん
宮澤氷魚さんの宮澤と谷原章介さんの演じている賢治お二人の名前を合わせてみると
宮沢(澤)賢治
しかしここまでこの二つの作品の共通点があってくると不思議に縁を感じますね。
最終話まで目が離させない偽装不倫ですが、銀河鉄道の夜をもう一度読み直してみるとまだまだ共通点が出てくるかもしれませんね。
偽装不倫・銀河鉄道の夜・共通点のまとめ
今回の偽装不倫・銀河鉄道の夜の共通点に関わる記事はいかがでしたでしょうか。
ドラマも最終話まであと数回になる展開で、放送を待ちきれない方も多いのではないかと思います。
この偽装不倫の放送を待つまで銀河鉄道の夜を息抜きのアイテムとして読み直すことでさらにドラマを楽しめるのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。