2020年の東京オリンピックと共に日本が待ち望んでいるスポーツがやってきます。
第9回ラグビーワールドカップは2019年9月20日から日本が舞台となり開催されます。
前回イングランドでおこなわれたワールドカップで日本代表が優勝候補の南アフリカに歴史的勝利したシーンは今でも鮮明に記憶に残る戦いでしたね。
今回日本代表は9月20日東京スタジアムでロシアを迎え撃ち初戦を迎えます。
開催国としても″絶対に勝利する″そんな気持ちできっと当日を迎えることでしょう。
奇跡を再び!勝利のキーパーソンはあの選手しかいない!
前回のW杯で五郎丸選手のトライを高アシストで勝利に導き大活躍をした選手を覚えていますか?
その選手の名前は松島幸太郎(まつしまこうたろう)選手。
五郎丸選手の日本代表引退で一段と期待が掛かる存在となりました。
しかし松島選手の日本人離れの体格を見てハーフなのか疑問を抱く方も多いのではないでしょうか?
今回は松島選手の国籍から過去に因縁の優勝候補国からの代表オファーがあった逸話も交えてご紹介していきましょう。
ラグビーを始めるキッカケを作ってくれたのはプレトリア出身の父親
松島選手は1993年2月26日生まれの25歳。
ジンバブエ人の父ロドリックさんと日本人の母多恵子さんのハーフとして南アフリカのプレトリアという町で生まれました。
父ロドリックさんの職業は経済関係のジャーナリストで執筆活動でとても忙しくされていたそうです。
お父さんの仕事が南アフリカを拠点になっていた為、松島選手が2歳になった時お母さんと一旦日本に帰国の途につきます。
そして5歳になると同時に日本国籍を取得。
翌年には現在の活躍の要になるラグビーを南アフリカではじめることになります。
そんな幼少期に父ロドリックさんは常日頃松島選手のことを考え「スポーツだけじゃだめだ。勉強もちゃんとやれ。」と語っていたそうです。
サッカーへの憧れも持つ少年期に明確な目標を持つことが出来なかった松島選手に父ロドリックさんは南アフリカにあるスポーツ環境の整った田舎の中学校へ通わせることに。
学校のスポーツはシーズン制でおこなわれており、夏は水泳、冬は先生の勧めからラグビーを本格的にスタート。
中学校でのラグビー生活でタックルの衝撃にビックリしたそうですが、相手を抜き去ることがこんなにも楽しいのかと感じたことで本格的にラグビー生活が開花。
日本へ帰国後は本格的にラグビーに取り組み″全国高等学校ラグビーフットボール大会″でも優勝を果たし高校日本代表にも選ばれています。
そんな大活躍している最中に、父ロドリックさんが心臓の病気で他界。
松島選手は悲しさをバネに更なるラグビーアスリートになる為、スーパーラグビーのシャークスへの育成機関に2年間修行をし、日本代表への道を目指していきました。
父が言葉で教えてくれたこと、目標を持てない自分にラグビーへの道を導いてくれたこと、そして南アフリカ人ではなく日本人にさせてくれたことを松島選手は心でいつも感じ、父親の愛情に感謝していることでしょう。
次は松島選手が奇跡の勝利をもたらしたアノ国からのオファーを断り日本代表を選んだ秘話をご紹介しましょう。
南アフリカ代表を断り日本代表へ最強フルバックは再び世界へ挑む
松島選手は高校卒業して南アフリカのスーパーラグビーの育成期間に在籍していたとご紹介しましたが、その時南アフリカのU-20代表にオファーが届いたそうです。
しかし日本代表として世界に勝ちたいとの憧れは消えておらず、せっかくの大チャンスも自分に意志で断ったそうです。
その後日本に帰国し現在の所属先サントリーサンゴリアスへの加入、期間限定で海外の強豪チームでもプレーを経験。
2013年には日本代表に拾集され伝説となった2015年ワールドカップ南アフリカ戦での勝利に大きく貢献しました。
今回の2019年ワールドカップでは最強フルバックとして期待も注目度もより一層高くなっており必ずや最高の結果をもたらせてくれるのではないでしょうか?
まとめ
今回の松島幸太郎選手の記事はいかがでしたでしょうか。
国が違う親から生まれてきても父の導いてくれたラグビーへの道。
再び世界との戦いが待っています。
松島選手の活躍を期待しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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